エスプレッソマシン用洗剤を開発しました!

「もっと汚れがよく落ちる洗剤ってないんでしょうか?」

あれは、当社のバリスタの一言から始まりました。

当社が輸入しているヨーロッパ製のエスプレッソマシン用洗剤のことなのですが、それ以外にも

「バックフラッシュでの溶け残りを少なくしたい」や「1回の洗剤コストが高すぎる」とか「すすぎを早く終わらせたい」とか。

ついには、「使い終わった後がゴミになる」など。

色々と現状の不満が出始め・・・・

さらに気付いたことは、海外の洗剤はもしかしたら硬水を前提で作られていないか?

という疑問でした。

日本は一部の地域(たとえば沖縄)を除きほとんどが軟水です。

一方ヨーロッパは硬水の地域が多い。

当然、土地の水質に適した洗剤の成分とその比率は違うはず。

じゃあ、日本向け洗剤は自分たちで開発しよう!

ということになりました。

目次

エスプレッソマシン用の国産洗剤プロジェクト始動!

当社にはカフェ店舗に詳しいバリスタ、バー店舗に詳しいバリスタ、コーヒー豆ロースタリーに詳しいバリスタなど色々なジャンルのトップバリスタがいます。

そして製品安全対策で経産大臣賞を取っている修理工房があります。

さらにタンク式、ピストンレバー式、最先端マシンなど様々なエスプレッソマシンが展示されてる日本最大級のショールームが本社と東京にあります。

つまり・・

各ジャンルのプロと環境。

開発の条件は整っています。

といっても我々は洗剤メーカーではありません。

そこで実際の製造は以前から懇意にしている(株)エコレイズさんにお願いし、

我々は要望をまとめ試作品を様々なマシンで検証し、さらに意見をぶつけ再度 試作品を作っては検証する。

それを何度も何度も繰り返して、共同で製品開発をしようということになりました。

さて、第1回会議。

東京から白衣が似合う洗剤開発の技術者とエコレイズ社長も来られて、当社バリスタや販売担当と修理工房チーフと僕とで打ち合わせ開始。

まずは、それぞれの立場からの要望をまとめました。

もちろん大前提は汚れが良く落ちること。

バリスタと修理工房から出た要望は、それぞれの立場に応じたものでした

さらに意見や要望を細かく掘り下げていくとこのような結果に。

エスプレッソマシンクリーナーの理想とされる製品象

エスプレッソマシンクリーナーの理想像

                                                (回数と単価は容量と価格が決まってから記入しました)

ミルクラインクリーナーの理想像

ミルクラインクリーナーはそもそもが、市場に出ているものはほとんどが液体だが、その必要ある?

粉末の方が軽いし場所とらないし保存しやすいし、洗剤コストも大きく下がる。

ならば・・・

                                                 (回数と単価は容量と価格が決まってから記入しました)

こうして、何度も試作を繰り返し問題点を改善し、汚れのよく落ちる洗剤づくりを進めました。

そしてようやく完成したのですが・・・・

ここに、大きな問題点が!!

汚れ落ちを重視したので成分濃度を増したため、ABS樹脂などの一部プラスチックで変色することがわかりました。

たとえば昔当社で販売していたグラインダーのフタ。

材質は柔らかいABS樹脂でした。

色々な材質でチェックしましたがABS樹脂以外の変色は見つかりませんでした。

しかし世の中のすべての素材を試せるわけではありません。

でも、変色が起こらないように守りに入り、成分を薄めるとそもそもの開発の意味が無くなります。

どちらを取るか悩んだ結果、汚れ落ちを優先させる攻めの姿勢に出ました!

基本的にコーヒーマシン内部は金属製ですからバックフラッシュでは心配ありません。

心配なのはつけ置き洗い

ABS樹脂はもちろん、プラスチック、アクリルなど化学製品や高額な素材に使うときは端っこや裏側の目立たない場所に少し濃い目の溶液を塗って変色や変質をチェックし、使うかどうかをお客様でご判断ください。

業務用洗剤として汚れが落ちることを優先させましたので、その素材に使うかどうかの判断は自己責任でお願いいたします。

YURACとMIRAC

というわけで生まれた2種類のクリーナーYURACとMIRAC

名前に特に由来やこだわりはありません。

ゴロがそこそこよくって、文字にしたときに違いが分かりやすい。

こじつけるなら「ミラクルに汚れが落ちるMIRAC」でしょうか。

名前に凝るよりも製品の機能性にこだわり抜きました。

そして、容器にお金をかけず、軽く、チャック付きで使い終わったら小さく丸めて捨てやすい。

捨てやすさって重要なんですよね。

東京ショールームを出して痛感しました。都会はゴミを出しにくいです。

「YURACとMIRAC」

*コスパが圧倒的に優れている

*日本の軟水用に開発された汚れが良く落ちる洗剤

*マシン内部の材質にやさしい成分

*泡立たなくしてるのですすぎ時間が短い

*小さく、軽く、かさ張らず、使い終わったら捨てやすい

今までの不満をできる限り解消した、純国産のコーヒーマシンクリーナーとミルクラインクリーナーの誕生です。

毎日のクリーニングがマシンの寿命を延ばす

クリーニングに洗剤を使えば効率よく綺麗になります。

マシン回りが綺麗になれば、衛生的だし、コーヒーの味もよくなるし、マシンの故障率も減ります。

しかし、洗剤コストが高くそれをためらってきたお客様がおられることも事実。

その問題を解決するには、圧倒的にコスパのよい、しかも汚れのよく落ちる洗剤を提供すること。

お客様が洗剤コストを気にせず、どんどん使っていただくことが理想なのです。

それが今回の国産洗剤プロジェクトの大きな目的です。

1袋単位でも安いですが、まとめ買いならさらにお得に設定しました。

場所を取らない形状なので、まとめ買いをお勧めします。

保管は乾燥した冷暗所にお願いします。

エコレイズ社と大一電化社の自信作 「YURACとMIRAC」

日本のコーヒーマシン用クリーナーのスタンダードにならないかなあ。

そして10か月たちました

YURAC&MIRACは、全国のカフェレストラン様から予想を上回る評価を頂きました。

私たちはさらにバージョンアップした専用洗剤を作りたいと考え、新YURAC&MIRACの開発に着手しました。

今までのYURACとMIRACにいただいたご意見を集約すると・・・。

①コーヒーマシンクリーナーとしては素晴らしいがそれ以外の洗浄にも色々と使いたい。

②今でもすごいが、可能なら洗浄能力をさらにアップしてほしい。

③内容量1kgは大きすぎて保管に困るし使い切る頃には湿気てしまう。

④パウチ袋だと両手がふさがり不便。

⑤手が濡れていることが多いのでスプーンでは袋に水分が入る。

これらを解決するために試行錯誤し、ついに新製品ができました!

NEW YURAC

NEW YURACは、洗浄力を上げるために洗浄成分をさらにリッチに配合しました。

基本の使い方は

  • バックフラッシュバックフラッシュを行うことで、グループ内部に残留したコーヒー粉や油を洗浄します。
  • ホルダーやフィルターのつけ置き洗い落としきれないコーヒー油やコーヒー渋を、約10分ほどのつけ置きで落とすことが出来ます。汚れがしつこい場合は直接汚れた部分にYURACを振りかけてください。(60度以上のお湯を使用)

コーヒーマシン以外にも

  • グラスやコーヒーサーバーの白いスケール(水垢)汚れの除去一般の食器洗剤では落ちにくい、スケール汚れも週一回のつけ置き洗いで除去と防止が出来ます。つけ置き洗いはお湯でする方が効果的。汚れのひどさで分量を増やして濃くしてお使いください。
  • カップや食器の漂白染み込んだコーヒー渋や茶渋の跡をキレイにします。

ただし、素材によっては色が変わったり変質する可能性もあるので、素材の端っこや裏側の目立たないところで少し試して事前チェックをお願いします。

NEW MIRAC

NEW MIRACも洗浄力を上げるために洗浄成分をさらにリッチに配合。

基本の使い方

  • ミクルラインの洗浄ノズル内部に付着した乳石やミルクカスを取り除き、スチーム本来のパワーを発揮します。

その他の活用術

  • 焦げ付き汚れ・換気扇の羽根のつけ置き洗い焼き付いてしまった焦げ付き汚れや油でべとつく換気扇の羽根をつけ置き洗いすることでキレイにします。つけ置き洗いはお湯でする方が効果的。汚れのひどさで分量を増やして濃くしてお使いください。
  • グラスやコーヒーサーバーの白いスケール(水垢)汚れの除去一般の食器洗剤では落ちにくい、スケール汚れも週一回のつけ置き洗いで除去と防止が出来ます。

こちらも素材によっては色が変わったり変質する可能性もあるので、素材の端っこや裏側の目立たないところで少し試して事前チェックをお願いします。

新パッケージ

そもそも1kg入りは多すぎると判断しました。

内容量を500gとし、パッケージを小さくして、別売の専用容器を準備しました。

コストパフォーマンス抜群なうえ使いやすくなったNEW YURAC&MIRAC。

日本のカフェレストラン様のスタンダードな洗剤として、必ずお客様のお役に立つ商品と自信を持っています。

ご購入はこちら

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