業務用エスプレッソグラインダー・コーヒーミルの選び方
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こんにちは、営業兼バリスタの松本です。
お店で使うグラインダーは何を選べば良いかわからない
グラインダーを選ぶときってなにを見ればいいの?
業務用エスプレッソマシンに合うグラインダーってなに?
今回はこういった「業務で使うエスプレッソ用グラインダーの選び方」の疑問にお答えさせて頂きます。
本記事で分かること
- ドリップ用コーヒーミルとエスプレッソマシン用グラインダーとの違い
- 店舗に合ったグラインダーの選び方
- エスプレッソマシンのランクに合わせたグラインダーの選び方
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ここから詳しく解説していきます。
“コーヒーミル”と”エスプレッソグラインダー”の違い
まず最初にご理解いただきたいのが、ドリップ用のミルとエスプレッソ用のグラインダーは用途が違うという点です。
上記のように、手頃な価格帯のコーヒーミルは「エスプレッソも挽けます」と書いていたとしても、調整幅がかなり狭いです。
業務用エスプレッソ用グラインダーは調整幅がかなり広く、コーヒー豆の種類や焙煎度合いに最適な挽き目を合わせることが出来ます。
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コーヒーミルはドリップコーヒーを挽くには適していますが、エスプレッソを挽くには専用のグラインダーが必須となります。ここにテキストを入力
業務用エスプレッソグラインダーを選ぶポイント5選
バリスタがグラインダーを選ぶときは、下記を意識して見ております。
- 粉量の誤差が少ない
- 粉のダマが少ない
- メンテナンスしやすい
- 操作性(使いやすい)
- 価格
①粉量の誤差が少ない
ドーシング(粉を挽いて落とすこと)した際に、粉量の誤差が少ないことが大事です。
毎回違う量が落ちてくるとメッシュ(粉の挽き目)の調整もできないので、非常に重要なポイントです。
②粉のダマが少ない
一世代前のグラインダーにありがちでしたが、特にメッシュを細かくした際になりやすいです。
ダマが出来すぎると抽出に悪影響を及ぼすので、できるだけ少ない方が良いです。
③メンテナンスがしやすい
日々の清掃や、ブレードを交換した際にすぐに使えるようになっているかも重要です。
エスプレッソグラインダーは毎日清掃するのですが、できるだけ簡単なほうがありがたいです。
④操作性
単純に扱いやすいかどうか。ドーサーのないオンデマンドタイプが現在の主流です。
店内が暗い場合もよくあるので、LED等が付いているだけでも操作はしやすくなります。
⑤価格
もちろんできるだけ安い方が良いと思います。
しかし性能と価格を比較した際に、コストパフォーマンスが良いかを考えた方が店舗運営では大事だと思います。
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当社でいうとエウレカというメーカーがこの辺りをすべてクリアーしているので、大変オススメです!
お店の規模に合わせた業務用グラインダーの選び方
次に、上記をクリアーしているという前提で、その中からどのように選んでいくかを解説していきます。
- 1日の抽出杯数はどれくらいか
- テイクアウトもするか
- スペシャルティコーヒーや浅煎り等も使用するか
グラインダーを選ぶ際はこの辺りが重要になってまいります。
例えば当店でおすすめのエウレカの機種を見ていくと、
ロースト具合にもよりますが、1杯あたりザックリ上記のようなスピード差がございます。
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ミニヨンのような小型のグラインダーはモーターが小さいため、浅煎りの豆を挽くと硬すぎて噛んでしまう可能性もあります。
ですので、
・浅煎り〜中煎りを使用する
・早く提供する必要があるため早く挽きたい
といった方にはアトムかゼニスを。
![エウレカ社アトム](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-ato-wh600.jpg)
![エウレカ社アトム](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-ato-wh600.jpg)
![エウレカ社ゼニス](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-zen-wh600.jpg)
![エウレカ社ゼニス](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-zen-wh600.jpg)
・中深煎り〜深煎りを使用する
・そこまで早く淹れられなくても問題はない
といった方にはミニヨンがベストマッチかと思います。
![エウレカ社ミニヨンスペシャリタ](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-spe-wh600.jpg)
![エウレカ社ミニヨンスペシャリタ](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-spe-wh600.jpg)
エスプレッソマシンに合わせた業務用グラインダーの選び方
具体的にこのエスプレッソマシンを選ぶ方にはこのグラインダーが良いのではないかというものを提案させていただきます。
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もちろん違う組み合わせが間違いというわけではないので、あくまで参考にお考えください。
タンク式〜水道直結1grエスプレッソマシン
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テイクアウトのない小規模店舗に向いています。
そこまでスピードを求めているわけではないと思うので、ミニヨン スペシャリタがおすすめです。
![エウレカ社ミニヨンスペシャリタ](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-spe-wh600.jpg)
![エウレカ社ミニヨンスペシャリタ](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-spe-wh600.jpg)
※抽出口が1つのもの1gr、2つのものを2grと呼称しております。
水道直結2grエスプレッソマシン
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テイクアウトもあったり、ある程度杯数を淹れる店舗に向いています。
浅煎りも挽けるパワーもあり、スピードも早いゼニスがおすすめです。
![エウレカ社ゼニス](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-zen-wh600.jpg)
![エウレカ社ゼニス](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-zen-wh600.jpg)
ハイエンドエスプレッソマシン
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忙しい店舗やスペシャルティコーヒーを使うお店に向いています。
ブレードサイズも大きいので、早く挽け綺麗なフレーバーも出やすいアトムがおすすめです。
![エウレカ社アトム](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-ato-wh600.jpg)
![エウレカ社アトム](http://daiichi-mottainai.com/wp-content/uploads/2021/10/pro-ato-wh600.jpg)
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以上が業務用エスプレッソグラインダーの選び方でした。
ご不明な点などございましたらお気軽に当社までご相談くださいませ。