技術棟の新築!

久々の社長ブログです。

ご無沙汰していて申し訳ありません。

ありがたいことに近年エスプレッソマシンの販売量が急増し、本社2Fの一室では、手狭になってきました。

今までの修理工房はこんな感じ。

この中に4人が整備と修理をしていました。

もはや限界です。

そこで昨年の春から技術棟の新築工事を計画しました。

これからも販売は伸ばしていきたいし、エスプレッソマシン以外の商品も手掛けることもあると思います。

それらに備えて先行投資をする決断をしました。

おもえば2011年に本社事務所を改装し本社ショールームをオープンしてから数年で設備にずいぶんとお金をかけてきました。

2016年本社前のガーデン造りと駐車場整備

2018年東京ショールームオープン

2019年やまのべ焙煎所オープン(焙煎機導入)

そして今回。

土地は自宅の家庭菜園を活用しますが、建築費用が無い(泣)

さらに今すでに整備や修理作業に困っている状態なので、工期をできる限り短くする必要がありました。

そこでいつもお世話になっている勝村建築設計事務所に相談して、船舶の輸送コンテナを使った少し変わった建物を作ることになりました。

実は建築家の勝村氏は若いころからコンテナを使ったレストランやカフェで一世を風靡した方なのです。

目次

わがままな要望

建築家にお願いした要望は

できるだけ安く

できるだけ工期を短く

暑さ寒さ対策は万全に

使い勝手良く

整備・修理能力を格段に上げて

人的負担をできるだけ軽減して

自慢したくなるほどのおしゃれな外観

なんという、わがままな要求

それらを見事に達成する建物ができました。

計画から完成までを写真でご紹介

使用するコンテナは40フィートのロングサイズで天井の高いタイプ。

神戸港にあった中古を4台購入し、入り口や窓の穴を開口し色を塗ります。

それらを図面(右上のクリーム色)のように配置して床と屋根をつけます。

8月から基礎工事が始まりました。

重いコンテナを置くので頑丈にしておかないといけません。

鉄骨を入れ

コンクリートを流して頑丈な基礎をつくります。

巨大コンテナの搬入

基礎が十分乾いた晴れた日に、巨大なコンテナ4台が運ばれてきました。

見たことないほどの巨大なコンテナです。

入り口が狭くトラックが入りません。

道路から巨大クレーンで吊り下げて搬入します。

電柱や電線をひょいひょいよけるプロの技術

コンテナが大きすぎるのと細長い駐車場の奥なので直接基礎には置けなく手前に積み上げては移動することの繰り返しです。

1台ずつ慎重に置いていきます。

基礎から上がる給排水パイプとコンテナの開口部を合わして置くすごい技術でした。

奥の2台は設置完了。

ようやく4台のコンテナを配置しました。

床を張り屋根を乗せる

コンテナの壁が頑丈なので柱は不要です。

コンテナ内部を頑丈に断熱し、屋根を載せると広大な建物ができてきました。

でも、中はコンテナのみです。

エスプレッソマシンは全てキャスター付きの台に載せて移動するので内部は完全バリアフリーです。

これが搬入口。

コンテナハウスなのにやけにおしゃれです。

整備、修理のための電気・水道設備

壁際に並べて整備します。

細長いコンテナのほうが作業効率が良いのです。

引っ越し後の様子

全館ハイフロー浄水器の水を使います。

エスプレッソマシンに使う水には浄水が必須です。

これは本社・東京ショールームも同じで、どの配管や蛇口からも完璧に浄水された水が出る安心感は素晴らしいです。

部品点数が多く、整理が追い付きません。。。

コンテナ内では大型マシンも余裕で複数同時整備。

タンク式の小型マシンは並べて一気に整備できます。

この作業効率の良さは涙モノです。

フォークリフトも購入したので大型マシンの大量入荷時も人的負担がかなり軽減されます。

腰痛よさようなら。

でも喜び勇んだ試運転は砂利にめり込んでしまいました。

お客様のお陰で立派な技術棟ができました。ありがとうございました。

これからも技術部修理工房をよろしくお願いします。

コンテナをうまく使ったスタイリッシュな建物の中ではイタリア製のおしゃれなマシンの整備をしています。

分解して修理もしているのでメカ好きにはたまらないかも。

近い将来、ショールームでのマシン体験やコーヒー焙煎に加えて、技術棟の見学ツアーなどもできるかもわかりませんね。

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