「水道直結式の方がいいんですよね?」いいえ、それは絶対ではありません

自分のお店でも (あるいは自宅でも) エスプレッソマシンでエスプレッソやカフェラテをつくりたい!

そう思って色々調べてみると、エスプレッソマシンへの給水方法として、「水道直結式」と「タンク式」の2種類あるらしい。

上位モデルはどうも全て水道直結式のようだ…であればやっぱり水道直結式の方がいいのかな?


こんにちは、大一電化社 営業の高橋です!

「もしこんな風にお悩みの方がいらっしゃったら…」そんな想像をしながら、今回は記事を書いてみようかと思います。

で、まずは結論なのですが、

水道直結式とタンク式でどちらが良いかは使用環境次第!

なんだかあるあるな回答で申し訳ございません。。。

これだけだと身も蓋もないので、水道直結式とタンク式の長所短所を挙げていきたいと思います。

水道直結式の特徴

水道直結式は水道栓とマシンを直接つなぐ方式になりますので、ご使用の際に給水作業を意識する必要がございません。(あたりまえ。ただ給水栓が開いているか?といった注意はもちろん必要ですが…)

そのため、エスプレッソマシンでドリンクを作成する頻度が多いことが想定されるのであれば、水道直結式がやはり優位ということになります。

また、多くの水道直結式は「お水をためておくタンクを持っていない」ことと「据え置きを想定している」ことから、小型のタンク式マシンよりも大型のボイラーを積んでいます。これによって何が嬉しいかと言うと、

  • スチームを連続使用しても、パワーが落ちにくい
  • アメリカーノをつくるときなどにお湯をエスプレッソマシンから排出しても、やはりスチームのパワーが落ちにくい※
    ※基本的にお湯とスチームはボイラーが兼用されているので、お湯を出すと一時的にスチームのパワーが落ちます

といったことが挙げられます。

抽出口が二つある2グループマシンになりますと、ボイラーサイズが10.5リッターサイズにもなります。(IBERITAL IB7 2grの場合)
この規模のマシンになりますと、スチームを出す「スチームワンド」も二つ備えており、2つ口から同時にスチームをガンガン使用するといったことも可能です。

ということで、機能としては良いことが多いのですが、やはりといいますか、長所があれば短所もあります。

  • 筐体が大きいものが多いので、置き場所を選ぶ
  • 給排水工事 (+ 電源工事) が必要
  • 一度設置すると、置き場所を大きく変えることは基本的にできない (給排水と電源の近くにしか置けない)
  • マシン自体価格が高いものが多い
  • ボイラーが大型のため、その分大型のヒーターを積んでいることが多く、消費電力が高くなりがち

短所としては上記のようなことが挙げられます。

短所をご覧いただくと、必ずしも水道直結式が正義というわけではない…ということがお分かり頂けるかと思います。

水道直結式のまとめ
エスプレッソ系ドリンクをたくさん作る環境であれば絶対に便利!
ただコストもかかりがちの上、置き場所もとるので、「本当に必要か?」と一旦ご検討いただくことをおすすめします。

小型のタンク式マシンで水道直結もできるマシンもありますが、この場合得られるメリットは「給水の手間が省ける」ことのみです。ボイラーサイズは、タンク式で使用しても水道直結式で使用しても当然変わらないので、水道直結にしたからといって、スチームのパワーが持続しやすくなるといったことはございません

タンク式の特徴

基本的にはタンク式の長所 & 短所は水道直結式の裏返しなので、さくさく書いていきたいと思います。

タンク式の長所はなんといっても設置が簡単 & 小回りが効くという点かと思います。

基本的には一般的な100V電源 (ただしアース接続は強く推奨) につないでタンクに軟水をセットすれば動かせるので、事前の工事も必要のないことが多い※です。
※定格が1000W以上と大きいため、専用回路がひける場合はエスプレッソマシン用に専用回路をひいておくことが望ましいです。(ブレーカーあがり防止)

レイアウトをあとから変えることもしやすいですし、電源容量が確保できる場合は、マシンを運んでポップアップショップで使用するなんていうことも可能です。

また弊社の場合はタンク式マシンの場合は郵送での修理受付が可能ですので、万が一故障することがあっても、修理費用も比較的安価になることが多いです。

注意しておきたい点 (短所) としては、

  • タンクが水切れしないように、適宜給水が必要
  • ボイラーが小型のため、連続してどんどんスチームしなければいけない環境には不適

といったことが挙げられます。

ただ補足いたしますと、どのタンク式モデルも2L程度お水をセットできるので、毎回毎回給水しなければいけないということはございません。
変にお湯を出しっぱなしにすることがなければ、また使用方法にもよりますが、満水状態であれば10杯以上のドリンクをつくることが可能です。
(しばしば「タンクに水を継ぎ足すと、湧き上がりまで待つ必要がありますか?」とご質問を頂戴することがございますが、タンクとボイラーは独立構造になっておりますので、適宜継ぎ足していただければ特に待機時間が生まれることはございません)

またボイラーについても、確かにスチームの持続力は大型ボイラーを積んだ水道直結式と比較して劣りますが、一度スチーミングをした後、20-30秒程度でまたヒーターの力でスチームのパワーは戻ります。

ただしスチーミング中のパワーは、大型ボイラーを積んだマシンの方が持続力があるので、比較すると若干パワーが弱いと感じられるかと思います。それでも純家庭用の小型マシンと比べれば圧倒的にパワーは強いです。

タンク式のまとめ
設置しやすいのもあり、小規模店舗で「提供杯数がまだなんとも…」という場合はタンク式がおすすめ!
初期コストを水道直結式より抑えやすいのが強みです。

まとめ – どちらを選ぶべきか? –

冒頭にどちらが良いかは使用環境次第!と記載した理由が何となくお分かり頂けましたでしょうか。

水道直結式は確かにパワフルかつ便利なことも多いのですが、あとから「やっぱりここまでのものは必要なかったな。小型のタンク式の方が良さそうだ」ということでタンク式に買い替えるお客様もいらっしゃいます。

一方で、「タンク式だとスチームが間に合わないから、水道直結式にグレードアップしよう。」ということで水道直結式に買い替えるお客様もいらっしゃいます。

やってみないとなんとも…というのは正直あるかと思いますが、本当に読めない場合は、給排水だけ用意 (電源も) しておいて、まずはタンク式で小さくスタートするというのが合理的かと思います。
あとから水道直結式に切り替える場合も、きちんとメンテさえしておけば、タンク式をバックアップ機としてご活用いただくことも可能です。

一方で、立地などからお客様の数も見込めて、エスプレッソ系ドリンクがメインであれば、水道直結式がやはりおすすめです。マシンの性能の制約でお客様を待たせてしまう…というのは望ましい形ではないですよね。

以上、ご参考になりましたら幸いです。お読み頂きどうもありがとうございました!

付録 マシン紹介

いくつか弊社取扱のマシンを紹介させていただきます。

水道直結式マシン

  • IBERITAL IB7 1gr
    比較的小型の水道直結式。コスパにも優れています。
  • IBERITAL IB7 2gr
    リーズナブルな価格の2grマシン。ガンガン使えるシンプルな使用感が魅力です。
  • SANREMO F18 2gr
    お湯の温度制御が可能なハイエンド2grマシン。スチームの質も一級品です。

タンク式マシン

  • ROCKET Giotto Cronometro R
    アイコニックなデザインのスタンダードスペックの小型マシン。
  • ECM Synchronika
    小型ながらデュアルボイラーでお湯の温度制御も可能な、プレミアムマシン。
  • SANREMO YOU
    お湯の流れを制御できるハイエンドマシン。できることは上記のF18よりも多かったりします。

上記以外にも取扱マシンがございますので、ご要望に応じてご提案させていただくことももちろん可能です。

ぜひ大一電化社までお問い合わせくださいませ!

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