自分メンテナンス (バックフラッシュ編)
バックフラッシュについて
グループ内部に入り込んだコーヒーカスや油分などを、簡単に洗浄することができます。
バックフラッシュ時は、圧力が高まりホルダーが外れる場合があります。必ず手でホルダーを固定して行ってください。
長い間スイッチを入れたまま放置しますと、ポンプへの負担が大きくなり故障の原因となります。
機種によって抽出方法は異なります。使用方法の詳細はお買い求めいただいた際にお付けしております、マニュアルを参照ください。
【注意】
以下の機種は、構造上バックフラッシュをするとボイラー内に洗剤が入り込みます。
その場合ボイラー内の洗浄を確実に行う必要があるため、洗剤でのバックフラッシュはお勧め出来ません。
構造上、洗剤を使用してのバックフラッシュをおすすめしていないマシン
・ランチリオ社シルビア・イソマック社ビーナス・VBM社最小機種・エレクトラ社ニボラ・ ミニバーティカル
(※弊社販売当時はバックフラッシュをおすすめしない機種でしたが、その後構造が変わっている可能性もあります。詳細に関しましては購入店へお問い合わせください。 )
構造上、バックフラッシュ自体行えないマシン
・ピストンレバータイプのエスプレッソマシン
(グループに排水と圧を逃がすためのドレインがないため、ホルダーが外れなくなります。)
必要な道具
- マシンクリーナー「YURAC(ユラク)」
- ブラインドフィルター・ホルダー
- スプーン
- ブラシ
- 清潔なフキン
手順(参照例:ロケット社エボリゾーネ)
1.ホルダーにブラインドフィルターをセットします。
2.抽出口に付着した汚れをブラシで除去します。
3.ホルダーを抽出口に軽く当てた状態で抽出します。
4.お湯があふれてきたら、ホルダーを左右に動かし、抽出を止めます。
5.①のホルダーにYURAC(ユラク)を約1グラム振り入れます。
6.ホルダーを抽出部にしっかりはめます。
7.抽出を開始します。
8.5秒ほどで抽出を止めます。
9.工程⑦⑧の抽出と抽出停止を3回ほど繰り返します。
10.ホルダーを外し、残った洗剤を洗い流します。
11.すすぎの為、洗剤を入れずにホルダーを抽出口にはめます。
12.抽出と抽出停止を5回繰り返します。
13.ホルダー外して、すすぎます。
14.もう一度、ホルダーはめます。
15. 抽出と抽出停止を5回繰り返します。
16.シャワーフィルターとガスケットを外します。(ガスケットの交換方法参照)
17.抽出部に残った汚れを清潔な濡れフキンで落とします。
18.外したシャワーフィルターやホルダー類を中性洗剤で洗います。
19.ガスケットとシャワーフィルターを戻します。 (ガスケットの交換方法参照)
20.ドリップトレイの水気を拭き取り、マシンに戻します。