珈琲GIN プロジェクト
このたびKIKKA GIN(大和蒸溜所所)の油長酒造さんと、当社やまのべ焙煎所がコラボレーションして珈琲GINを作ることになりました。
当社が酒造メーカーさんとコラボするのは初めてのことです。
きっかけは昨年、やまのべ焙煎所に入社した現役バーテンダー(日本TOP 10)田中知輝がKIKKA GINさんと繋がりがありお声がけいただきました。
コラボ企画を進めるにあたり、当社やまのべ焙煎所が受け持つのは
- ボタニカルの選定と味わい全般の監修
- 商品名とラベルデザインの考案
- 珈琲GIN専用のオリジナルブレンドの焙煎
- 情報発信
KIKKA GINさんからのコンセプトはコーヒーを使ったクラフトジン
そのコンセプトをもとに田中は、
- 「スペシャルティコーヒーの深い香りと味わい」
- 「クラフトジン・奈良という地域だからこそのローカルボタニカルの使用」
この2つをテーマに商品作りに取り組みました。
実は昨年も試作商品を作りましたが、浅煎りだと爽やかではあるが香りが付きにくいし、深煎りだと焦げたようなフェノール臭が目立っていました。
今回の珈琲GINのために田中知輝が選んだコーヒー豆は、
- エルサルバドル産
- コロンビア産
- エチオピア産
の3種。
これらをブレンドし中煎りまで焙煎することで、爽やかでありながらしっかりとコーヒーの存在感を出すことができました。
①このコーヒー豆をスピリッツに漬け込み アルコールでしっかり抽出させたものをさらにポッドスチルにかけます。
②そこにKIKKA GIN定番のボタニカルである ジュニパーベリー、大和橘、大和当帰(とうき)をブレンドさせます。
③さらに爽やかさを増すために、
- 天理市にある中井農園の古都華イチゴ
- 奈良のワイナリー木谷ワインの(葡萄農園は天理市)の葡萄ハスク
を使い蒸留したスピリッツを加える事でスペシャルティコーヒー由来のリッチなフレーバーを表現しました。
そうすることで、
- フルーティーで爽やか
- コーヒーのコクと深み
- そしてGINの切れ味
これらが見事に癒合された逸品が誕生しました。
珈琲GIN「雫と簪」
商品名は、日本の始まりである奈良にふさわしく漢字で「雫と簪」(しずく と かんざし)と命名されました。
「雫」
・・・珈琲が抽出されるとき琥珀色の雫となって滴る様を表します。
「簪」
・・・「珈琲」という漢字には、珈琲の木に実った赤い果実が当時の女性が髪に飾っていた簪(かんざし)に似ていること。「珈」は髪に挿す花かんざし。「琲」はかんざしの玉をつなぐ紐を表します。
和と雅を意識した色使いとデザイン。
水面にコーヒーの雫が落ち波紋が広がるように、珈琲GINを飲んだ人の心にその余韻が静かに沁みていくことをイメージしています。
限定1400本のみの販売となります。
予約・販売はKIKKA GINさんのサイトのみで受け付けます。
詳細はこちらをご確認ください。