【1話目】カフェ・喫茶店を始める!失敗しないための開業・経営セミナー
こんにちは、バリスタの松本です。
コーヒーのサードウェーブは落ち着きましたが、毎年開業される方が安定して増えてきています。
手作りケーキと美味しいコーヒー、惣菜や小料理を出すお店、イタリア系バールをイメージしたお店、最高品質のスペシャリティコーヒーを使ったスタンドなど、様々なカフェを開業される方がいます。
- 「バリスタになりたい!ラテアートがしたい!」
- 「美味しい料理とちゃんとしたコーヒーを出したい!」
- 「自分の生まれ育った街に戻ってお店を開きたい!」
・・・でも何から始めたらいいのかわからない。技術は?なにを勉強すればいい?お金はいくらかかる?
「カフェをやりたい!」と思い立ってから実際に開業するまでのポイントを全3回に渡って紹介していきます!
今回は1回目の記事でございます。
成功のコンセプト
成功するかしないかは、「コンセプト」をしっかりと考えられているかどうかが、大きなウェイトを締めていると言っても過言ではないでしょう。
どれだけ自分ではこだわったとしても、他店と「同じように見える」限りは、「値段」で選ばれてしまいます。
今の時代は選択肢が多すぎて違いがよくわからないので、「差別化」をはかる必要があります。
例:美容室の場合
同じような場所に同じような雰囲気のお店があると、価格競争をせざるを得なくなってしまいます。
個人店は特に疲弊しやしく、大手が参入してくると一気に追い詰められてしまいます。
しかし、髭やマユゲまで整えてくれるメンズ専門のお店があれば、多少高くてもそちらに通う男性は多いと思います。
「わざわざ選んでもらえる理由作り=差別化」という認識でも間違いではないでしょう。
美味しいコーヒーを淹れられるだけでは差別化にはならない
「美味しいコーヒーを提供できる」というのを主軸に置いてしまうと、すぐに真似されてしまいます。
真似されやすいからこそ、世の中に同じようなお店があふれかえっているのです。
当然サービスや技術を磨くことは大事です。
しかしそれだけではダメで、もう一歩踏み込んだアプローチが必要になってきます。
その主軸になる考え方が「コンセプト」です。
中華料理屋さんでカレーを出さないために
コンセプトを考える際、コアコンセプト(目的)とサブコンセプト(手段)に分けて考えることが重要です。
コアコンセプトとは、一言でいうと「世界観」であったり「信念」のことです。
つまり「すべての土台となる考え方」のことです。
サブコンセプトはコアの軸をブレさせないように、具体的に表したものです。
この2つを明確にすることで、店作りが迷走せずに整合性を保つことができます。
極端な例でいうと、中華料理屋さんなのに、世の中で人気だからといってカレーやパスタを出したりする矛盾を防ぐことができます。
サブコンセプト ✕ 6W2H
コアコンセプトを実現するために、俗に6W2Hという8つの要素で考えていきます。
- Why(なぜ)
- What(何を)
- Whom(誰に)
- Where(どこで)
- When(いつ)
- Who(誰が)
- How much(いくらで)
- How to(どのように)
この他にも、「USP(ユニーク・セリング・プロポジション)」という考え方や、「Q・S・C・A」と呼ばれる飲食店成功の要素と呼ばれるものも勉強していきます。
この辺を説明していくとかなり長くなるので、興味があるかたは当社主催の開業セミナーをぜひ受けてみてください。
誰にでもわかりやすく説明させていただきますよ!
次回は、開業資金ってどれくらいかかるの?準備期間ってどれくらいいるの?といった話を。
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